つぶやくように 静かな言葉で綴る詩が あなたの心に そっと残りますように
心の詩〜こころのうた〜
ただそれだけ
2008-11-10-Mon  CATEGORY: 未分類
秒針の音が弾む夜
部屋の明かりを落とした

目を開けていられないのは
月の明かりが眩しいせいか
夜風が目にしみるせいか
…ううん、また誤魔化そうとしてる

終わったのは今日じゃない
すれ違いならもうずっと前のこと

そう認めるのが怖かっただけ
あたしは逃げていただけ

そうだ、今夜は月と飲もうか
針の音をバックに
自分に正直になれるように

大丈夫、わかっていたこと
大丈夫、悲しくて泣いているだけ
ただそれだけ…


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バラの記憶
2008-07-19-Sat  CATEGORY: 未分類
庭に咲いた小さなバラの花に
いつまでも咲いてと願う
そんな歌があった

幼かったわたしもこうして
ただひとりの相手と出会い
母の子守唄が今胸の中で揺れる

ああわたしはやっと気付いた
あの歌がなぜ哀しく響いたのかを

ああわたしは知っていたのだ
小さなバラはやがて消えてゆくことを
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幸せですか
2008-07-13-Sun  CATEGORY: 未分類
波のメロディに瞳を閉じれば
遠くに花火の音が混じる


もう、あれからどれくらい?
それを数えていた頃のあたしにも
それをしなくなってからのあたしにも
色んな出来事がやってきて
色んな気持ちを覚えてきた


何を思い返しても
後悔していないとは言えないけど

いつの自分も今が1番幸せでいた
そうなるようにしてここまできた


だから聞いてみたい
あたしの倍も生きてきた
父と母の笑う声に
涙をこらえて聞いてみたい


今が1番幸せですか?
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幸せのベール
2007-12-24-Mon  CATEGORY: 未分類
サンタクロースを信じて
空を見上げていた頃
冬が寒いことなんて
まだ知らなかった

擦れた靴音のリズムに
重なるハッピークリスマスが
明かりの中へ溶けてゆけば

あれから時が経ったことが
静かに思い出される

軽く息を吸い込んで
光のつぶを見上げたら
わたしを包むこの街の空気が
透き通っているのがわかる

サンタクロースはもう
どこにもいないけれど
あの頃そうしたように
両手を組んで目を閉じる

どうかわたしの大切な人たちが
幸せの透明なベールに
いつまでも包まれていますように

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僕のちいさな天使へ
2007-11-02-Fri  CATEGORY: 未分類
秋の終わりの空の下を
あの病院へきみと向かう

僕のもとに降りてきたばかりの
ガラスケースの天使と会った
あの夜から今日で一年になる

今よりもひとつ若かった僕は
この時計の針を見ながら
きみが今つかまり立ちをしている
この長椅子に座って待ったんだ

きみは何も知らないだろうけれど
何十年経っても僕は忘れないよ

ゆっくりと椅子から手を離した
僕のちいさな天使は
今も真っ白な天使のまま
僕を振り返って笑った

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